神楽岡町 忙中閑記03 47NEWS【日本を創る‐佐藤優氏インタビュー】より

佐藤優さんはいまの教育がなっちゃないから。だからエリート官僚もダメとバッサリ切ってる。
哲学を持つこと、思想強化が必要がなんだという。
なるほどと思えるが、では、どうすればいいのだろうか。。
時間がない。。。焦眉の課題、喫緊の。。

⇒⇒【震災後論 ②「エリートの劣化」作家の佐藤優氏:日本を創る】より出典
福島第1原発のような巨大システムは国家や社会のシステムの相似形になっています。チェルノブイリ事故でソ連という巨大システムの機能不全が明らかになったように、3・11で日本は権力が”炉心溶融”を起こし、エリートの劣化が顕在化した。彼らは、想定できるリスクマネジメントは100点だが、想定外のクライシスマネジメントがほとんどできません。

エリートの劣化は教育システムの欠陥が原因です。政治家も官僚も東電社員も偏差値エリート集団。 教科書の丸暗記にはたけているが人間学に弱く、他者が何を考えているか分からない。偏差値エリートは怒られるのを極端に嫌います。緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム「SPEEDI」のデータが出てこなかったのも、情報を出して波紋を起こしたくなかったから。責任回避して危機を処理できなかった。

データを隠したり炉心溶融を否定したりすることが、悪意からならば問題は 単純です。だが、どうやら過ちは無意識のうちに生じている。みな誠実に国民のことを考えているのですが、コンピューターでいえばソフトに問題があって、いくらデータを入れても間違った答えが出る。戦争で「皇軍は必ず勝つ」を前提にして失敗したように、エリートは自分の根源的な過ちを否定できません。

官僚の能力低下は深刻で、政治の課題に応えられていません。なぜか。練習試合をしていないからです。かつて自民党の部会は官僚にとって、老練な政治家から質問が飛び、ときには灰皿が飛んでくるような修羅場でした。民主党議員は偏差値エリートという点で官僚と同質で、官僚を鍛える場がなくなっている。
(つづく)

※47NEWS: http://www.47news.jp/47topics/tsukuru/article/post_47.html?fb_comment_id=fbc_10150817586869150_23143999_10150821169659150#f2837cdf030f1bc

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